埼玉県小鹿野町は、紙の家屋課税台帳をPDF化し検索用データ(CSV)も整備する電子化サービス「HOUSCAN」の導入を決めました。事業は内閣府「新しい地方経済・生活環境創生交付金(デジタル実装型TYPE1)」の交付対象として実施されます。長年、紙簿冊で管理してきた家屋台帳は100冊以上に分冊され、住所順・所有者順など方式も混在し、検索や差し替えに時間がかかっていました。HOUSCANはスキャンだけでなく、所在地・所有者・構造・面積など検索キーを抽出してHOUSTRAGEに取り込み、過去データ検索や履歴管理をしやすくします。固定資産税業務のシステム化が進む一方で台帳が紙のままだった手入力・二重管理の負担を減らし、窓口対応の迅速化と紛失・劣化リスク低減が見込まれます。今後は、家屋評価支援システムHOUSASで作成する新データとも一元管理が進み、自治体DXの横展開が焦点になります。

【関連情報】

小鹿野町公式サイト https://www.town.ogano.lg.jp/

交付金資料 https://www.chisou.go.jp/sousei/about/shinchihoukouhukin/digital/pdf/01_r6kouhyoushiryou.pdf

source: PR TIMES

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